ひろし万太郎の投資術〜日本人パパがアメリカへ投資する〜

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パパのお金の話30〜ゼロクーポン米国債と財形貯蓄ならどっちがいい?〜

こんにちは。

ひろし万太郎です!

 

今までの記事で、米国債について色々わかっていただけたかなと思います。

今回はまた違った視点から、米国債を見ていきます。

 

ゼロクーポン米国債はよく、保険や年金なんかと比較されます。

そのなかでも財形貯蓄と比較されがちです。

なぜなら、その性質が似ているからです。

以前説明したように、ゼロクーポン米国債は、一度購入したら償還日まで待てば額が増えて戻ってくるということでしたよね。

財形貯蓄も同じです!

会社の給料から毎月一定額天引きされ、将来的に利率分増えて戻ってくるからです。

さらに、複利の効果も得られるという共通点もあります。

 

 

では、どちらがどれだけお得なのか、この2つにただの貯金も加えた3つの比較をしてみましょう。

 

3つを比較する上での条件を最初に示しておきます。

 

☆条件

・財形貯蓄及び米国債は複利

・財形貯蓄

 1)利率は1.5%

・米国債

 1)利回り2.95%

 2)購入単価44.25%(額面100に対する割合)

 3)30年ゼロクーポン

 4)為替は110円/ドル

・1年の償還額が10000ドル分になるように購入

 110(円/ドル)*0.4425(%)*10000(ドル)= 486,750円/年

・財形貯蓄も年間486,750円とする

・貯金は年間486,750円とし、利子はなし

・資産運用期間は30年間とする

 

この条件を図示化すると、下のグラフのようになります。

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この図で注意していただきたいのは、ゼロクーポン米国債に関しては、その年に投資した額が将来的にこの額になるという値を、縦軸にとっています。

本来30年ゼロクーポン米国債に投資をしたら、30年後にしかお金は入りません。

しかし、この図では縦軸の値を、30年後にもらえるはずの額の値をとっています。

ご注意ください!!

 

では、グラフの中身に触れていきます。

ゼロクーポン米国債が圧倒的ですね。

こうして比較をしてみると、財形貯蓄もただ貯金しているだけより、1.27倍も大きくなるのでなかなかです。

利率が1.5%という条件でしたが、30年という期間で見るとちりも積もればで大きくなりますね!

しかし、財形貯蓄もただの貯金も米国債には遠く及びません。

すでに条件から、お分かりですよね。

利回りの差がこのような結果を生み出します。

さらに、複利の相乗効果により、大きく差を広げているわけです。

ただ同じ額を投資するというだけなのに、ここまで差が出ます。

やり方一つで、将来の資産も変わってくるのです。

 

「給料から天引きされて簡単だし、財形貯蓄でいいや。」

と思っている方も、年に1回電話1本で資産が1.78倍になるのであれば、ゼロクーポン米国債の方がいいと思いませんか?

 

「やり方一つで、あなたの資産は大きく変わる」

ひろし万太郎